東洋医学では、春は「肝」に負荷がかかる季節であると考えられています。「肝」は血を豊富に含む臓であり、血の貯蔵、血液のコントロールをするはたらきがあります。冬から目覚めて「肝」のはたらきが活発になり、負担がかかるため、「肝」労わることが大切です!活発になることで体が温かくなりますが、原動力として血を多く必要とするため、春は血が不足しやすいと言われます。以下のような症状がある場合、血虚(血液の不足)が疑われます。
 ・顔色・唇の色が蒼白
 ・めまい
 ・動機
 ・多夢
 ・不眠
 ・爪の色が蒼白
 ・不安

当てはまる項目はありましたか。1つでも当てはまる方は血虚の可能性があるため、血虚の対策をして悪化を防ぎましょう!
 今回は東洋医学に基づいて貧血による症状を改善する食材を紹介します。
 ・にんじん        ・豚レバー
 ・ほうれん草       ・イカ
 ・落花生         ・タコ
 ・ぶどう

春は体が温かくなるため、「酸味」の味の料理がおすすめです!酸味には体を温かくするのを抑える作用があります。冷え性の人は食べ過ぎに注意しましょう。
 貧血は上記で紹介した食材を摂ることで改善を期待できますが、同じ食材ばかり摂ってしまうと摂取できる栄養素に偏りが生じてしまいます。1日3食様々な食材をバランスよく摂るようにしましょう!