テレビでよく「目にはブルーベリーが良い」と聞きますよね。
少し前には、ブルーベリーをモチーフにしたキャラクターが踊っているコマーシャルも流れていて、「ブルーベリー=目にいい」という認識が世間に広まったと思います。
では、なぜブルーベリーが目にいいと言われているかご存知でしょうか?

 実はブルーベリーには「アントシアニン」という成分が含まれていて、この成分が目にいいと言われています。
アントシアニンは花や果実などに含まれる赤・紫・青系の天然色素成分の一つです。目の網膜に存在するタンパク質の再合成を活性化することで眼精疲労を改善する効果を期待できます。アントシアニンはブルーベリーのほかに、ベリー類、黒豆、紫芋、ナス、さくらんぼ、ブドウ、りんごなどに含まれます。特にベリー類に多く含まれますので、ベリー類は目にいいと言えますね。

 目にいいと言われている成分は、アントシアニン以外にもビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC,ビタミンE、DHA,ルテインなどがあります。今回はその中の「ルテイン」についてお話します。
ルテインは黄色天然色素成分の1つです。光による目のダメージを和らげる効果があり、ブルーライト対策に向いています。日常的にスマートフォンやタブレット、パソコンを使う方にお勧めをしていますが、アーティストのライブに参加する方にもお勧めです!ルテインは体内で作ることができないため、食べ物から摂ることが大切です。乾燥プルーン、アボカド、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤ、ヨモギ、ケールなどに含まれます。最近では、ドラッグストアやインターネットでサプリメントも販売されており、手軽に摂ることができます。

 普段目が疲れている方は多いと思います。ぜひこの機会に、目にいい成分が含まれる食品を意識して摂ってみませんか?目を労わるには、もちろん目を休めることも大切です。目を使いすぎてしまったときは、目を休ませる時間を
作りましょう。また、目の乾燥も目の疲れに繋がります。加湿器で空気の乾燥を防いだり、エアコンの風が直接目に当たらないようにしましょう。