健康のために毎日乳製品を摂っている方もいるのではないでしょうか。
最近は牛乳だけではなく、豆乳やアーモンドミルクといった植物性の飲料も多くみられるようになりました。
そこで今回は、それぞれの違いについてご紹介します。

◯それぞれの特徴

・牛乳・・・しぼったままの牛のミルクを生乳、加熱殺菌したものを牛乳といいます。牛乳の中でも脂肪分の量により、低脂肪牛乳や無脂肪牛乳があります。

・豆乳・・・水に浸した大豆をすりつぶし、煮詰めた汁からおからを除いた飲料です。原料が大豆のみのものを無調整豆乳、飲みやすくするために植物油や砂糖、食塩などを加えたものを調製豆乳といいます。

・アーモンドミルク・・・水に浸したアーモンドを砕き、ろ過して作られる飲料です。豆乳と同じく、砂糖が含まれているものもあります。

◯多く含む栄養素(はたらき)
・牛乳・・・カルシウム(骨や歯を構成する)
・豆乳・・・たんぱく質(筋肉などを構成する)、大豆イソフラボン(女性ホルモンのエストロゲンに似た働き)
・アーモンドミルク・・・ビタミンE(抗酸化作用)、食物繊維(腸内環境を整える、生活習慣病予防)

◯含まれる栄養素の量の比較
多い順に・・・

エネルギー(カロリー)  牛乳>豆乳>アーモンドミルク
たんぱく質        豆乳>牛乳>アーモンドミルク
脂質           牛乳>豆乳>アーモンドミルク
糖質           牛乳>豆乳>アーモンドミルク
食物繊維         アーモンドミルク>豆乳>牛乳
カルシウム        牛乳>アーモンドミルク>豆乳
鉄            豆乳>アーモンドミルク>牛乳

※豆乳は無調整、アーモンドミルクは砂糖不使用での比較です。

味の好みもあると思いますが、今の自分に合った栄養素で選んでみてもいいかもしれませんね。また、栄養素が多く摂れるからといって飲みすぎは良くありません。1日コップ1杯程度にしておきましょう。