10月1日は(食物)繊維の日(1001)です!
食物繊維とは、、
ヒトの消化酵素で消化・吸収しにくい植物に含まれている成分の総称です。
食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類あります。
●水溶性食物繊維
血糖値の上昇抑制、コレステロールや塩分の抑制に役立ちます!
多く含まれる食材→昆布、果物、わかめ、野菜類
●不溶性食物繊維
水分を吸収して便の容積を増やして排便をスムーズにしてくれます!
多く含まれる食材→玄米、きのこ類、豆類、こんにゃく
このような生理作用が期待できることから、5大栄養素の追加となる「第6の栄養素」として期待されています。
厚生労働省の「日本人の食品摂取基準(2020)」で1日あたりの摂取量の目安は以下のように定められています
●食物繊維の摂取目標量
18〜64歳までの男性:21g以上
18〜64歳までの女性:18g以上
65歳以上の男性:20g以上
65歳以上の女性:17g以上
近年は食物繊維の大切さが注目されて改善の兆しも見えますが、厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」では1日あたりの食物繊維の平均摂取量は18.4gで、目標にはまだ届いていません。
特に20代は男性が平均17.5g、女性が平均14.6gで、食物繊維不足が伺えます。
しかし食物繊維を摂る上で1つ注意点があります!
それは「食物繊維の過剰摂取」です。
過剰な摂取は、鉄分やカルシウム、マグネシウム、亜鉛など、ミネラルの吸収まで妨げる場合があります。
また、水溶性食物繊維の摂りすぎは便をやわらかくしすぎて下痢を招き、不溶性食物繊維の摂りすぎは便のカサを増やして便秘を悪化させることもあるため、腸内環境を改善させたいならとくに注意しましょう。
毎日のメニューに様々な食べ物を取り入れて、食物繊維の摂取を1日あたり3~4g増やせるように意識しましょう!