この時期になると、「なんとなく体がだるい」、「疲れがとれない」、「食欲が落ちる」など、不調を感じる方も多いのではないでしょうか?
この暑さによる体調不良が、いわゆる「夏バテ」の状態です。

□夏バテが起こるメカニズム
夏バテには自律神経の乱れが関係しています。自律神経は、内臓の働きや呼吸、消化、代謝、体温調節などに関係しており、1日中働き続けています。日中活発に動いているときに多く働く「交感神経」と、リラックスしているときに多く働く「副交感神経」があり、これらのバランスをとり、体調を整えています。しかし暑くなると、1日の中で何度も気温差に適応していかなければならず、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなり、夏バテを起こしてしまいます。

□夏バテを予防する生活習慣
①こまめに水分を補給する
のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分補給をしましょう。常温に近いもの、アルコールやカフェインを含む緑茶やコーヒーではなく、水や麦茶などがおすすめです!
ひどく汗をかいた時や熱があるときなどは、経口補水液なども上手く取り入れましょう。

②1日3食、バランスの良い食事を心がける
ご飯などの「主食」、肉や魚、卵、大豆などのたんぱく質を含む「主菜」、野菜やきのこや海藻などのビタミンやミネラルを含む「副菜」を、できるだけ毎食摂りましょう。同じものばかりだけではなく色々な食材から栄養を取り入れることがポイントです◎

③生活リズムを整えて、質の良い睡眠をとる
夜更かしなどをせずに規則正しい生活をしましょう。しっかり睡眠時間を確保して、疲れをためないことが大切です。
朝に太陽を浴びて朝食をとり、体内時計をリセットすることも生活リズムを整えるコツです。

④体の冷やしすぎ、温度差に注意する
アイスなど冷たいものを食べたり飲んだりしすぎてはいませんか?冷たいものは、胃腸に負担をかけ、不調の原因となります。
また、室内外の温度差が激しいと自律神経の乱れの原因となります。エアコンの温度設定や風量を上手に調節しましょう。