「野菜の日」は、1983年に全国青果物商業協同組合連合会などの9団体が、「もっと野菜のことを知ってほしい」「野菜をたくさん食べてほしい」という想いで『8(や)3(さ)1(い)』の語呂合わせから制定した記念日のことです!

この時期のスーパーや八百屋には、色鮮やかな夏野菜がたくさん並んでいますね。
夏野菜は水分を多く含んでいるものが多くカリウムなどのミネラルも豊富なため、夏バテ予防に良いと言われています!
そこで今回は、定番の夏野菜の特徴や栄養についてご紹介いたします。

●とうもろこし
不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維)が豊富な食品。
腸内環境を整えて腸の働きも活発にしてくれるため、便秘の解消や大腸がんの予防に効果的です!
とうもろこしの薄皮を残して皮を剥き、水から茹で、沸騰してから5分茹でるとおいしく茹でることができます!

●トマト
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含みます。中でもペクチンという水溶性食物繊維が豊富なため、血中コレステロール値を下げる働きが期待出来ます。
ストレスや風邪に対する抵抗力を強めるビタミンCが豊富で、大きめのトマト1個(約250g)で1日に必要なビタミンCの約1/3も摂れます!
また身体機能を調整してくれるβ-カロテンの含有量も豊富。β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換され、免疫機能や視力を調整してくれます!

●なす
不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維)が豊富な食品であり、特に皮に多く含まれている為、皮は剥かずに食べましょう!
また皮には「ナスニン」が豊富で、強力な抗酸化作用があり、免疫力の向上やアンチエイジングのほか、がん予防にも効果があるとされています。 ブルーベリーなどと同じアントシアニン色素なので、視力や眼精疲労の改善にも効果的です!
また塩分の摂りすぎを調節するカリウムが豊富で、カリウムが多いと言われるきゅうりよりも豊富に含んでいます。

●きゅうり
低カロリーでたくさんの栄養を含む食品。
95%は水分で構成されており、むくみを解消してくれるカリウムや、免疫力を高めたり美肌作りに貢献したりするビタミンC、便秘解消に効果が期待できる食物繊維などが含まれ、また水分が多いため体温を下げる効果もあります。
脂肪を分解する「ホスホリパーゼ」という酵素がきゅうりに含まれているため、ダイエット効果が期待できると注目されています。

野菜1つ1つの栄養素を知ることによって、自分の症状に合わせた予防策をとることができます。
1日の野菜摂取量の目標は350g以上です。(両手1つと片方2つ分の量)
夏野菜を摂りながら、暑さに負けない元気な体を作りましょう。