「日本型食生活」とは、ごはんを中心に、魚、肉、乳製品、野菜、海藻、豆類、果物など多様な食材を組み合わせた、昭和50年代の日本人の食事のことです。
日本が世界有数の長寿国である理由は、こうした優れた食事内容にあると国際的にも評価されています。
~日本型食生活のポイント~
1. 主食であるごはんと汁物に3つのおかずを組み合わせた、“一汁三菜”を基本としている為、栄養バランスに優れている。
2. 日本の各地域で生産される気候風土に適した旬の食材を用い、春夏秋冬を食卓で実感することができる。
3. 米や魚、野菜などは食料自給率の向上につながるだけではなく、輸送の燃料などが少なくすむため環境にも優しい。
~ごはん食のメリット~
1. 色々なおかずとの相性が良く、和食や洋食、中華などバラエティに富んだ食事が摂れる。
2.塩分を含まない。
3.満腹感を得やすく、食べすぎが抑えられる。
食の欧米化により食生活が大きく変化し、肥満をはじめとする生活習慣病が非常に増加しています。
欧米食はパスタやハンバーガーなどの単品料理になりやすく、高エネルギーで栄養バランスも崩れやすい傾向にあります。
ごはんと組み合わせる主菜や副菜などは、お惣菜や冷凍食品、レトルト食品などを活用しても良いでしょう。ただし、日本型食生活は高塩分になりやすいため、注意が必要です。味付けには醤油や食塩だけではなく、出汁の旨み、レモンやゆずなどの柑橘類、お酢の酸味などを上手に取り入れましょう。
ぜひ日頃の食生活を見直し、お米を中心とした日本型食生活でバランスの良い食事を心がけましょう!