今回は、飲酒による健康リスクと適切なお酒の飲み方についてご紹介します。
現在、日本では「節度ある適度な飲酒量」として、1日あたり純アルコール20g程度が目安とされています。
純アルコール20gは、例えばビール500mlを1本、日本酒1合(180ml)、チューハイ缶1本(350ml)程度に相当します。

◯飲酒による健康リスク
・肥満・脂質異常症
飲酒の際は、揚げ物や脂っこいおつまみなど高カロリーな食品を食べてしまうことや、アルコールによって食欲が亢進することも大きく関係しています。
このような習慣が続くことで、肥満や脂質異常症につながる可能性があるといわれています。

・血圧への影響
毎日の飲酒や多量の飲酒は血圧を上昇させる作用があり、飲酒量が多くなるほど血圧が上昇しやすいといわれています。
血圧が高い状態が続くと血管に負担がかかり、脳出血などのリスクが高まる可能性があります。

このようなリスクを減らすためには、飲み方にも工夫が大切です。
◯お酒を飲む際のポイント
・空腹の状態で飲まない
空腹の状態でお酒を飲むと、アルコールが急速に吸収されて血中濃度が急激に上昇し、急性アルコール中毒を起こしやすくなります。
飲酒前や飲酒中には、食事をとることでアルコールの吸収をゆるやかにすることができます。

・水分をしっかりとる
アルコールには利尿作用があり、体内の水分が失われやすくなります。
お酒と一緒に水や炭酸水をはさみながら飲むことで、アルコールの血中濃度の上昇を抑え、脱水の予防にもつながります。

・休肝日を設ける
飲酒の習慣がある方は、週に2日程度の休肝日を設けることも大切です。
休肝日を設けることで、アルコールによって負担がかかった臓器を休ませることにつながります。

お酒は適量であれば、食事やコミュニケーションを楽しむ一つの要素になります。
体質によって適切な量には個人差があるため、自分にとっての適切な飲酒量を知り、無理のない範囲で楽しむことが大切です。