皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い致します。

寒い日が続きますが、水分摂取が疎かになっていませんか?
あまり汗をかかない冬も脱水に注意が必要ですよ!

じつは私たちの体は汗や尿の他に、感じることのないまま皮膚や呼気から水分が失われています。
これを「不感蒸泄」と言います。不感蒸泄は、安静時で1日約900mlと言われていますが、気温が低く、空気の乾燥した冬の環境では不感蒸泄によって失われる水分量が増えることがわかっています。
冬は水分を失っている自覚が少なく、マスクの着用などでさらに喉の渇きを感じにくくなるため、夏場に比べ水分摂取の機会が減ってしまいます。さらに、「体が冷えるから」「トイレが近いから」という理由で飲み物を控えていると、気づかないうちに体内の水分が失われ「かくれ脱水」のリスクが高まります。

ではどのようにかくれ脱水を防いだらいいのでしょうか?
かくれ脱水を防ぐ基本は、こまめな水分補給です。
コップ1杯のお水を1日に8回を目安に摂取することを意識して習慣をつけましょう。

例えば…

①朝起きた後に
②朝食と一緒に
③10時の休憩に
④昼食と一緒に
⑤3時の休憩に
⑥夕食と一緒に
⑦お風呂の前に
⑧お風呂の後に

これなら生活の中に無理なく水分補給ができそうですね☺︎

ご高齢の方の場合は特に、気温や体調の変化、喉の渇きなどを感じにくいことから、慢性的に水分が不足しがちです。服薬と同じように1日の中で時間を決めて、意識的に水分を摂取することを心がけましょう。

普段の水分補給には水や白湯がおすすめです。 利尿作用の強いカフェイン飲料やアルコールではさらに脱水に陥りやすくなります。経口補水液やスポーツドリンクには塩分や糖分が多く含まれているため、体調やシチュエーションに応じて飲み物を選ぶようにしましょう!